サプリメントという言葉はよく耳にする人が多いでしょう。サプリメントとは、日本語で言うと「栄養補助食品」のことです。なんとなく気軽に飲める薬のように思われがちですが、サプリメントは薬ではなく食品なのです。
本来、人間が必要とする栄養は食事などから摂るのが理想です。一日30品目と言うように、野菜や魚、肉、果物など幅広い食品を毎日摂ることで、必要な栄養を補うことは可能でしょう。しかし、実際に自分が昨日一日で食べた食事を思い出してみてください。一つ一つ数えてみて、30品目も食べられていますか?いざ数えてみると一日30品目というのはとても難しいことで、それを毎日となると忙しい現代人にはとても無理と言わざるを得ません。しかも食生活の欧米化によって古来日本人が親しんできた魚や野菜を中心とした和食よりも、肉を中心とした食生活を送る人が多くなり、その結果栄養が偏ってしまうことも懸念されています。慢性的な野菜不足になり、栄養分が不足しがちな現代人に必要な物こそサプリメントなのです。サプリメントは食事では足りない栄養分を摂取するためのもので、基本的には栄養素ごとに商品化されていますが、中にはマルチビタミンのように、必要なビタミンを一度で摂れるようなものもあります。とりあえず不規則な食生活をサポートするためにマルチビタミンを摂るという方法もありますが、体に何らかの不調を感じる場合や、特定の栄養分が足りないという意識がある人は、その栄養素のサプリメントを選ぶのがおすすめです。サプリメントは同じ栄養素でもメーカーによって原料や製法が違うので、いろいろ見比べて納得できるものを購入するようにしまししょう。1週間分程度の試供品を格安で購入できるところも多いので、そういったものから試してみるのもおすすめです。錠剤が苦手な人は顆粒状のものやドリンク状のものもあるので、飲みやすいものを選んだほうが続けやすいかもしれません。サプリメントは薬ではありませんので即効性があるわけではなく、飲み続けることで少しずつ体調を整えるのが基本。続けるためには飲みやすく、経済的な面でも負担になりにくいものを選ぶのがおすすめです。