今や国民病ともいわれる花粉症は、非常に多くの人が悩まされている病気です。最も多いのは2月~4月にかけてのスギやヒノキの花粉ですが、それ以外の時期にもイネやススキなどさまざまな植物の花粉がアレルゲンとなっており、1年の大半を花粉症とともに過ごしているという人もいるのではないでしょうか。花粉症はアレルギーであり、ある程度の症状は薬を飲むことで緩和されます。しかし、アレルギーを抑える薬はどうしても飲んでいると頭がぼんやりしたり、のどが渇いたりといった副作用を伴いますし、飲み続けていると効きが悪くなるという人も少なくありません。できるだけ薬に頼らずに、花粉症の症状を緩和する方法として、現在サプリメントが注目されているのです。
花粉症に効果があるとされているサプリメントはいくつあかりますが、まず玉ねぎやリンに含まれるケルセチンというフラボノイドがあげられます。ケルセチンには、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑制する効果があるとされており、つらい花粉症の症状を和らげることができるのです。それ以外にもヒスタミンを抑制する成分としては、アスタキサンチンや、メチオニンなどがあり、花粉症を克服するための体質改善の意味でも利用する人が増えてきています。また、ビタミンBやCはアレルギーに有効ですし、体調維持のためにもぜひとっておきたい成分です。さらに、免疫力を高めることによってもアレルギーの症状を緩和することができるとも考えられています。免疫力は、アレルギー反応そのものを抑制するわけではありませんが、免疫力を高めて強い体にすることで、アレルギー反応が起こっても症状が出にくくするというものです。そのほか、オリゴ糖や甜茶、シソエキス、乳酸菌なども花粉症に効果があるとして、そのシーズンには手に取る人が多くなりますし、花粉症対策として1年中継続して花粉症に良いといれる食品やサプリメントを摂り続けている人もいます。