ガンは、いまだに特効薬がないとされる難病で、日本人の死因の第一位を占めています。日本人の約3割はガンで死ぬと言われているほど多く、現在では早期発見ができれば手術や抗がん剤によって完治できるケースが増えていますが、それでも進行したり転移したがんに対してはどうすることもできない場合も多いのです。ガンになるメカニズムも完全に解明されているわけではないので予防法といっても難しく、サプリメントでどこまでガンが防ぐことができるがわかりませんが、少なくとも免疫力を高めることがガンの予防や再発防止に役立つとは考えられています。もちろんそれで必ずしもガンを防ぐことができるというわけではありませんが、免疫力を高めることならばサプリメントである程度は可能です。一時期、アガリクスなどの成分がガンに効くとして有名になりましたが、現在はガンそのものに対する効果に関しては疑問視する人が多くなっています。しかし、アガリクスを多く食べていた民族にガンや生活習慣病が少なかったことからアガリクスが注目され始めたように、免疫力を高める効果に関してはある程度認められています。それ以外にも免疫力を高める成分としてニンニクやβグルガン、リモネン、イソフラボンなどを摂るようにするとよいでしょう。これらの成分はガンに関わらず健康効果が高いので、積極的に摂っておいて損はありません。また、ガン細胞が自ら死滅するように働きかけるアポトーシスという作用を行う成分として、コンブやメカブのぬめり成分であるフコイダンも注目されています。医学的な根拠は不十分ですが、ガン患者にも広く利用されている成分としてはプロポリスなどもあげられます。非常に栄養価の高いプロポリスですが、その効能についてはいまだにすべて解明されているわけではないので、ガンに効く成分があってもおかしくないかもしれません。結局のところ、どのサプリメントがガンに効くのかは、現状ではまだ断言できないというのが正直なところです。それでも免疫力を上げたり活性酸素を減らすことは健康維持にもつながるので続けていくといいでしょう。